建築音響①

私が大学院時代に研究していた分野について説明します。

 

建築音響です。

ぶっちゃけ、マイナーな分野です。

でも、興味を持ってくれたらありがたいな。

 

まず、建築音響っていうと、

建築と音って関係あるの??

ってよく聞かれます。

 

ちょっと前に、世間では住宅の騒音問題について話題になったことがあります。

うるさい家って、嫌ですよね。

まだ高校生とか大学1年生とかだった私も、

これから建築の音環境については、存在を知りました。

大学では環境工学の基礎的な話で、授業をされているのではないでしょうか。

設計した建築が近隣に迷惑をかけないように、

設計基準でも建築から出る音の大きさの上限が決まっていたりするんですよ。

建築から出る音っていうのは、主に空調機とかの機械騒音とかですね。

設備屋さんは音の問題によく苦しんでいるそうです。

 

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ここから研究の話。

私の研究分野は、

建築音響の中でもさらにマイナーな内容。

空間音響です。

簡単に言うと、

良い音環境ってどんなものか、といった話です。

何に使うの??っていう質問がまた来そうですが、

コンサートホールです。

音のための空間設計です。演奏者の表現を観客に伝え、臨場感や感動を与える装置ですね。

楽器などから出た音は、壁や天井に反射して、聴いている人の耳に届きますね。

反射して届いた音は、残響(響き)として知覚されます。響きっていうのは意識していなくても誰もが聴いたことはあるでしょう。

反射するということは、反射する物体に吸音率や反射率というものがあるので、

当然内装を変えればその空間の音環境は変わります。

これを聴く人にとって快適な音環境でなくてはなりません。

快適な音環境を設計して、最終的には図面にして、形にする。

音響設計です。見えないものを設計して形にするのです。なんかかっこいいですね(笑)。

 

私は元々建築学科では意匠系を目指していたのですが、

目では見えない音や人の感覚が建築の空間を形づくる、といった点が面白いと思って音響の世界に行こうと思いました^^

人の根本的な感覚を操っているみたいでなんかかっこいい気がします(笑)

またそのうち、音響について詳しいお話をしようと思います。